[RSGT2017 レポート] アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦

[RSGT2017 レポート] アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦

Clock Icon2017.01.13

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こんにちは、すずしゅんです。この度、2017/01/12-13開催の Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 に参加してきました!!こちらの記事ではセッションの様子をお伝えします。


セッション情報

  • 講演: Yoh Nakamura氏
  • 時間: 2017/01/13 13:30 - 14:15
  • テーマ: 組織変革とプロセス改善

セッション内容

アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの壁

  • 変化することへの壁
    • 問題: 遅い 移せない 表面的
    • 本質的に変化を嫌う 既存優位がなくなる
  • やり方を変えるための壁
    • なぜそのやり方かを考えないとだめ
    • 手段が目的化してないか
    • 問題: やればできるという思い込み 周囲のすぐにやれるようになるという期待
  • 役割の壁
    • 問題: 役割ごとに異なる目標/目的を設定している
    • しかもそれぞれの役割の上位目標の共通認識がない、あっても抽象的すぎる
    • 上位目的を達成するを達成するためのプロセスがない

対応策

  • 視座を高く持つ
    • 1つ2つ高い環境の視点から考えるように問いかける
    • 自分 < チームプロジェクト < プロダクト/サービス < 事業 < 会社
  • 目指す姿を意識する
    • ゴールデンサークル Why -> How -> Whatの順で考える
  • 実験を繰り返す
    • 組織活動も仮説実験学びが重要
    • 実験を続ける、やめる基準を予め決める必要がある
    • 組織改善でとりあえず始めるはNG

現場コーチとしてやってきたこと

  • 現場コーチの道具箱を今回駆け足で紹介する
  • コンテキストに応じてつかえるかどうかを判断していく
sc01
事業合宿
  • 事業の視座から問いかけと対話をする
  • 狙い役割や組織の壁を壊す
  • 事業状況分析を行うバランスト・スコアカードを用いる
因果関係図
仮説キャンバス
  • 事業の目的・ビジョンをもとに、事業の方向性を種別に分けて言語化する(GW社のツール)
インセプションデッキ
期待をすり合わせる
  • ドラッカー風エクササイズを参考に
  • メンバはじぶんにどんな成果を期待している?
お互いの仕事を観る
  • 仕事のしているところを後ろでみてみる
  • 業務の改善がきづけることも有る
  • VSM(バリューストリームマッピング)
自分たちのカタを比較する
  • 一般的なカタと自らのチームが行っている実際を表で書き出す
カンバン
  • 仕事の流れや状況を見える化する
お披露目会 プロダクトレビュー
  • 目的: FBを早く得られること、協力することで良いものを作れる体験を得られること
星取表
  • 個人の持つスキルを表で表す
  • 現状を知り今後の学習をみつけるため
メトリクス
  • 傾向がわかることが重要
  • 前に比べて上向き化下向きかを判断できればよい
  • 必要であれば精緻にするが義務でない

まとめ

  • 守破離が重要
  • 人はすぐに買われないことを理解する
  • チェンジ・エージェントを支援する

すずしゅんはこう思った

非常に多くのツールについての紹介があったものの、ツールの利用はあくまでも現場との対話が重要ということばが印象的でした。開発チームみなそれぞれが自らが改善していこうと思えるようなしくみ、問いかけをしていきたいと感じました。

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